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蕨が美味しい季節がもうすぐやってきます。
店頭にも並びますが、自分でとることも楽しみの一つですね。
日焼け対策をしっかりして、山菜採りに出かけましょう。
ワラビの種類
ワラビには色の違いで、大きく分けて2種類あります。
実はワラビには青系統と紫褐色系統のものがあり、一般に山菜として利用されているのは青系統の方です。
また、青系統のものは青蕨(あおわらび)と言われ、紫褐色系統のものは紫蕨(むらさきわらび)と呼ばれています。
ちなみに関東圏では、紫蕨が好まれて食されているようです。
ワラビ採り
一般に、食べる部分はほとんどが若芽の部分です。。
ワラビ採りに出かけたら、どんなワラビをどのように採るのが良いのでしょうか?
次にポイントを紹介しますので、ぜひワラビ採りの際の参考にしてください。
1.高さ20~30cmくらいで、芽先が3本の葉に開いていないもの。
2.手で「ポキッ」と折れるところで折る。
3.根元の方は堅くて食べられないので少し上で折るようにする。
ワラビをスーパーで買う場合
ワラビ採りに行くことができない方は、次のことを意識しながらスーパーで購入しても良いと思います。
①産毛がたくさんついているもの。
②茎が太く短く、ハリがあるもの。
③葉が開いていないもの。
④栽培ものは長さ30cm位のもの。
⑤茎の部分が変色していないもの
わらびの栄養成分がすごい?
ビタミンB2は、皮膚や髪の毛を再生に効果的です。
カリウムは、余分な塩分を体外に排出し高血圧や動脈硬化の予防効果があります。
ビタミンEやカロテン、食物繊維などは、細胞の老化を防いでくれます。
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しかも、干すとカリウムやカロテンの含有量がさらに増えますので、お忘れなく。
わらびの中毒とがん防止のためにはあく抜きが必要?
ワラビには沢山の栄養素が含まれていると同時に、あく抜きをせずに食べると中毒を起こしてしまうことが分かっています。
また、調理したものであっても大量に食べると胃壁の出血や貧血症状を起こすとも言われています。
さらに、ワラビの葉には発癌物質であるプタキロサイドが含まれているのです。
大量に摂取すると大量出血症状を起こし、更に骨髄を壊して死に至る事もあるそうです。
この発癌物質はあく抜きをすればほとんど分解されるので、きちんとあく抜きをし、適量を食べるようにしてください。
ちなみに栽培種の中には、あくが含まれていないものもあります。
わらびのあく抜きの方法は?
一般的なあく抜き方法は次のとおりです。
①沸騰したお湯1リットルに対し重曹小さじ1を入れる。
②①の中にワラビをひたひたに入れる。
③そのまま一晩置く。
④水ですすぐ。
※重曹を入れすぎたり茹ですぎたりすると軟らかくなり、ドロドロになってしまうので注意してください。
簡単なあく抜き方法は次のとおりです。
①鍋に水1.5リットルに対し、小麦粉大さじ6、塩小さじ2を加え、泡だて器でよくかき混ぜる。
②①を中火にかけ沸騰したら、わらびを入れて弱火にし、3~4分煮込んだ後、火を止める。
※小麦粉が抜け出てきたあくを吸着してくれます。
③②の茹でたわらびを冷水に取り、10分間浸せばあく抜きの完了。
④ザルに上げ水切りをします。
わらびのあく抜き後の保存方法は?
①あく抜きをしたワラビを水に浸けた状態で冷蔵庫へ。
②水を毎日取り換えれば、1週間ほど保管可能。
日焼け対策をしっかりして、お友達と山菜採りに出かけるのもいいですね。
山菜を使った料理で、心も体も綺麗になりましょう。
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