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夏は気温が上がって暑い日が続くため、少し動いただけでも汗が流れてくることがありますが、冬は気温が下がり乾燥する日が続きますから、なかなか汗をかかないかもしれません。
ところが、寒い冬であっても汗をかかなければ、私たちの体に悪い影響が出てしまうということをご存知でしょうか。
どのような影響が出るのかということをしっかりと確認しておく必要がありますね。
TOP画像出典:http://free-photos-ls04.gatag.net/images/sgf01a201409231100.jpg
冬に汗をかかないと体内でなにが起こるの?
夏は湿気が多く「蒸し暑い」と感じる日が続きますが、冬になればカラッと空気が乾燥します。
これは冬に訪れる季節風が水分を日本海側で雨、そして雪として降らせて乾燥した空気だけを送り込むからです。
さらに、「寒い」という理由から部屋の中でエアコンを付けることが主流になってきていますね。
昔はストーブの上にやかんを置いてお湯を沸かしながら使用していましたので、適度な湿気があったものの、エアコンはそのようなことはありません。
つまり、家の中も外も空気が乾燥している状態になっています。
実はこの状態では私たちの体に悪影響を及ぼしてしまいます。
それは「脱水」の症状で、夏でも「脱水に注意」ということを耳にしますが、冬の脱水というのは恐ろしいものになっています。
では、夏の脱水とどのような違いがあるのかをご紹介しましょう。
・冬は汗をかかないので気付きにくい
夏の脱水というのは、汗の量で判別できますので比較的気付きやすくなっていますが、冬の脱水は汗をかかないまま体の水分が蒸発しますので、気付きにくくなってしまいます。
・室内で過ごす時ほど注意が必要
夏に注意しなければならないのは室外での活動や暑すぎる部屋の中になりますが、冬は寒いからということで体を温めようとコタツに入ったり、窓際で日差しを浴びることがあります。
ですが、体が温まると同時に乾燥も始まりますので、室内で温まる時には注意しなければなりません。
・保温下着などを着用して体温を上げすぎた時
「速乾速熱」という、汗がすぐに乾いて体温を保つ冬に活躍する下着は防寒にとても役立ちますが、快適に乾く事から汗で濡れたことをうっかり忘れてしまいがちになってしまいます。
また、夏は汗をかくと水分が欲しくなりますが、冬は喉が渇くまで水を飲まない人も多く、汗をかくほど水分が不足する状態になってしまいます。
体温を高めに保つということは、それだけ体内の水分も使われやすくなりますから、保温下着を身につけている時には意識をして水分を摂る必要があります。
また、冬の脱水でどのような症状が起こるのかというと「頭痛」「めまい」「吐き気」「しびれ」「発熱」「下痢」、そして重度な場合は「脳梗塞」や「心筋梗塞」など、命に関わる病気につながることもあります。
自覚症状が出たり、「乾燥している」という状態を見過ごさないように、日頃から注意するようにしましょう。
ちなみにのちほどご紹介しますが、お風呂で半身浴をすると良い汗をかくことができるという効果がありますよ。
良い汗をかいて、体に悪い影響を与えないようにしたいですね。
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冬の汗でかゆみ倍増?汗をかかないと肌トラブルにも?
夏の暑い時期には汗をかくと、肌にかゆみが生じることがありますが、実は冬というのは肌にかゆみが出るほど空気が乾燥します。
冬の季節は空気の乾燥や気温の低下が理由で肌トラブルが起こりやすくなっていて、この肌トラブルがシワやたるみ、そして吹き出物の原因になってしまいます。
気温が低くなるとエアコンを付けることがありますが、エアコンを付けるとさらに乾燥を招いてしまいますし、気温とともに体温が低下すると血管が収縮して、体温の低下を防ごうと肌の表面や手先、そして足先まで血液のめぐりが悪くなります。
血液のめぐりが悪くなると肌のターンオーバーの周期が乱れてしまい、肌を潤すための必要な皮脂や汗の分泌が低下してしまうことがあります。
もともと私たちの皮膚は常に発汗していて、汗により肌の表面が覆われていますが、汗をかかない冬にはどうしても発汗機能が低下してしまいます。
あまり汗をかかないのに、「寒いから」という理由で熱いシャワーや熱い湯船などで体が必要な皮脂も取り除いてしまうようでは、肌がますます乾燥してしまいますね。
肌が乾燥すると、皮膚は外部の刺激から肌を守るために皮脂分泌が過剰になって、肌が乾燥していても肌トラブルを起こしやすい状態になってしまいます。
例えば、この肌トラブルの1つである「吹き出物」。
「吹き出物」と言えばオイリー肌というイメージがあるかもしれませんが、肌が乾燥しているのにオイリー肌用のケア商品を使うと、肌はますます乾燥して肌トラブルを悪化させてしまいます。
冬なって肌トラブルが起きるという場合には、まず保湿ケアをしっかりとすることが大切になります。
最近では低料金で保湿ケアのアイテムが購入できるようになっていますから、惜しみなく使ってしっかりと保湿を心がけましょう。
また、肌トラブル以外にも寒くなると体温を保とうと基礎代謝量が上がって、暖房や運動などの刺激で汗が出やすくなります。
汗を分泌する「汗腺」というのは気温が低くなると一部が休眠する状態になり、活動している汗腺に対する負担が大きくなる事によって、汗の中のミネラル分を血管に戻す「再吸収」という働きが追いつかなくなってしまい、夏のサラサラした汗とは違う、ベタッとした悪い汗になります。
実は、悪い汗というのは蒸発しにくくて皮膚にとどまり、細菌を増殖させますので悪臭のもとになってしまうトラブルも招いてしまいます。
冬は、肌だけではなく汗のにおいに対する対策も必要になりますね。
では、どのような方法で対策ができるのでしょうか。
半身浴で冬も積極的に汗をかこう
大切なのは冬でも積極的に汗をかくことです。
「冬はなかなか汗をかかない」という人が多くいますが、発汗しやすい体づくりを行う事で代謝をアップさせれば短時間の運動や入浴で発汗することができますし、同じ時間の運動や入浴をしても、代謝が悪い体と比べると発汗量が多くなります。
老廃物をしっかりと排出して体の内側からスッキリすることもできますよ。
では、どのような方法で発汗しやすくなるのかをご紹介しましょう。
・運動
ダイエットのためには週に2回~3回の運動習慣が効果的ですが、この週に2回~3回がなかなか長続きしなくなるかもしれません。
ですが、少し頑張って最低2か月続けてみましょう。
発汗するまでにかかる時間が短くなるのを感じますし、体力がアップしていることが分かります。
ちなみに運動をするのであればジョギングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。
・たんぱく質の摂取
中には体重や体脂肪が気になって肉を食べないようにしている人もいるかもしれませんが、肉を食べなければ脂の摂取量が減りますので、体力や代謝が下がってしまい、冷えた体になってしまいます。
食べ過ぎはよくありませんが、動物性たんぱく質は適度に摂取して基礎代謝を上げるようにしましょう。
ただ、寒い冬に運動をすると汗で体が冷えてしまう可能性がありますので、お風呂で半身浴をしてしっかりと体を温めることも大切です。
実はこの半身浴は体に負担をかけずにリラックスできるだけではなく、いい汗をかくことができるという効果がありますのでおすすめですよ。
それにお金をかけずに取り組む事ができますね。
効率よく半身浴をするためには、湯船の温度を38度くらいにして30分ほど浸かっておくことがベストです。
ちなみに湯船にはるお湯の深さは、お腹の少し上あたりの「みぞおち」くらいになるようにするとよいでしょう。
ここでお湯の温度を高めに設定すると、リラックス効果がなくなってしまって体が興奮状態になるので逆効果になってしまいます。
さらに、長時間入ると体が疲れてしまったり、湯船が冷たくなってくるので風邪をひく原因につながる可能性があります。
温度と時間は必ず守りましょう。
冬に汗を流すのは決して悪いことではありません!しっかりと汗をかきましょう
寒い冬だから汗をかかないのは体に良くない事が分かりましたし、肌トラブルやにおいにもつながることが分かりました。
汗を流すのは夏だけではありません。
冬だからこそ、体のためにも肌のためにも汗をかかなければなりませんね。
運動や食べ物、そして半身浴などで良い汗を流す習慣を身に付けるようにしましょう。
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